新潟のお正月料理

皆さんのお住まいの地域のお正月の郷土料理は何ですか?

新潟のお正月の定番といえば、「のっぺ」です。

「のっぺ」「のっぺい」と呼ばれる料理は全国的に存在しますが、
新潟の「のっぺ」は少々異なります。

新潟の「のっぺ」の具材は、
里芋・ごぼう・人参・レンコン・かまぼこ・鶏肉・白滝
・シイタケなどを拍子木切りにして醬油ベースで味付けした煮物です。

ここに、銀杏やイクラなどを加えることもあります。
イクラが入るとお正月感が増します♪

全国的に「のっぺ」は片栗粉などでトロミをつけるのが一般的のようですが、
新潟では片栗粉は使わず、里芋の自然なトロミを活かしています。

具材は筑前煮と似ていますが、
筑前煮は先に具材を炒めるのに対し、
のっぺは煮物にします。

ちなみに、「のっぺ」という名称は地域によって変わります。
私の地元では「こにも」「こにもん」と呼んでいます。
「小煮物」からきているようです。

ほかには「大海」「こくしょう」などと呼ぶ地域もあるそうです。

余談ですが、我が家では「のっぺ」と「こにも」は別物扱いです。
「こにも」は煮物として食し、
「のっぺ」は汁を多くしてつくるので、雑煮用でした。
(具材の切り方もちょっと違うんです)
また、鶏肉ではなく豚肉を使用しています。

各家庭それぞれのレシピがあって、
まさに故郷の、おふくろの味ですね!